甘くて美味しいさつまいもですが、芽が出てしまったさつまいもは、食べられるのでしょうか?
じゃがいもの芽には毒があるから食べちゃダメ、というのは聞いたことがあるけれど・・・
答えを言ってしまうと、さつまいもの芽は、食べられます。
今回は、
さつまいもの芽はどんなものなのか?
どうやって取れば良いのか?
さつまいもの芽を使ったお料理は?
についてご紹介したいと思います。
さつまいもの芽は食べられる?もしかして毒?
もう冒頭で「さつまいもの芽は食べられます」と言ってしまいましたが・・・
じゃがいもの芽は毒だから絶対に食べるな、と言われているのに、さつまいもはどうして良いの?と、思いますよね。
じゃがいもとさつまいもは、「芋」とひとくくりにされて姿は似ていますが、実はあまり近い種族ではありません。
じゃがいもは「ナス科」、さつまいもは「ヒルガオ科」なんです。
じゃがいもの芽に含まれる毒はソラニンという物質ですが、さつまいもの芽にはソラニンは含まれません。
その代わりといってはなんですが、ナスのヘタにはソラニンが含まれていますので、ナスのヘタを食べてはいけないのです。
さつまいもの芽には、ビタミンC、ビタミンB6といった抗酸化物質や、食物繊維が含まれています。
毒どころか、美容と健康に良い食べ物だと言えるんです。
また、さつまいもは痩せた土地でも簡単に栽培することができ、ツルや葉も食べられるため、
戦時中などの食料が十分手に入らない時代には、貴重な栄養源だったそうですよー^^
さつまいもの芽を一発でとれる取り方
さつまいもの芽は、毒性がないので食べても構いません。
とはいえ、芽が成長するときに実の栄養分を吸い取るので、あまり芽が伸びすぎると芋の味が落ちてしまいます。
また、芽がお料理の中に混じっていると食感も変わってしまいます。
それもまた味わいとして楽しむなら良いのですが、お菓子やスープなど、滑らかさが大事なお料理のときには芽を取る必要があります。
さつまいもの芽の取り方はとても簡単です。
指でほじくり出してすか、包丁で刃の角の部分を使って芽をくり抜きます。
いずれの場合も、じゃがいもの芽と違って毒があるわけではないので、深く掘り出す必要はありません。
さつまいもの芽を使った美味しいアレンジレシピ
さつまいもの芽は食べても大丈夫ということがわかりました。
ではどんなお料理にして食べるのがオススメなのか、いくつかレシピをご紹介します。
さつまいもの芽のツナマヨあえ
さつまいもの芽を洗い、塩を少々加えたお湯で1-2分茹でます。
ザルに上げて冷水で洗い、水を切ったさつまいもの芽と、油を切ったシーチキン1缶、マヨネーズ大さじ2を混ぜ合わせます。
さつまいもの芽の天ぷら
薄力粉と水でゆるめの衣を作っておきます。
食べやすく切ったさつまいもの芽、2-3cmの細切りにした人参を衣に入れてよく混ぜ合わせます。ス
プーンですくって油を熱したフライパンでじっくり揚げます。
さつまいもの芽のきんぴら
フライパンにごま油を熱し、さつまいもの芽を炒めます。
めんつゆ、顆粒だし、酒、みりんをそれぞれ小さじ2ずつ、砂糖を少々加えて、汁がなくなるまで炒め煮にします。
仕上げに鰹節やごまをふりかけます。
さつまいもの芽の炒めもの
フライパンにオリーブ油大さじ2を入れて輪切りにした長ネギを炒めます。
香りが立ってきたら食べやすい大きさに切ったさつまいもの芽を加え、しんなりするまで強火で炒めます。
塩小さじ1、鶏ガラスープの素小さじ1を加え、火が通ったら出来上がり。
さつまいもの芽は食べられるのかについてのまとめ
さつまいもの芽は食べられるのかについてご紹介しました。
さつまいもの芽には毒性がなく、ビタミン類や食物繊維など栄養が豊富で、食べることができます。
さつまいもの芽を取るには指や包丁でえぐり取ります。
さつまいもの芽を使って、ツナマヨあえ、天ぷら、きんぴら、炒めものなどで食べると美味しいですよー^^
ぜひ参考にしてみてくださいね。
大量のさつまいもを長持ちさせる保存方法についてはこちら↓
大量のさつまいもを長持ちさせる保存方法や期間の目安についてご紹介