夏祭りや花火大会に、浴衣が大活躍する時期になりましたね。
浴衣って涼しそうに見えますが、意外と暑いですよね。
しかもお祭りは人が多くて蒸し暑いため、かなりの汗をかいてしまいます。
汗をかいた浴衣をそのままにしておいたり、再度着たりするのは衛生上よくありません。
だからといって夏の間に何回も着る浴衣を、クリーニングに出すとお金も手間も掛かるので大変ですよね。
では、浴衣は自宅で洗えるのでしょうか?
浴衣は自宅で洗濯してもいい?
自宅で洗濯しても良いかは、まず2つのポイントを確認しましょう。
1.浴衣の洗濯表示タグの確認
まず浴衣についている洗濯表示のタグを確認しましょう。
洗濯機OK
このマークは洗濯機で洗っても問題ありません
温度が30℃までOKです(他にも40・50・60があります)
このマークの下に線が1本付いている場合
洗濯機で弱い処理が出来ることを表しています
2本付いてる場合は
洗濯機で非常に弱い処理が出来るマークです。
手洗いOK
このマークは手洗いが出来ますが、
温度が40℃までです。
洗濯不可
このマークは、自宅で洗うことが出来ません。
クリーニングに出しましょう。
上のようなマークを浴衣のタグから確認しましょう。
洗濯機マーク・手洗いマークが付いていれば、
自宅で洗うことができます。
その場合は、生地を見て判断をしましょう。
綿の生地の場合は洗うことができますが、麻の場合は縮む可能があるため、クリーニングに出すことをオススメします。
また、絞り浴衣は自宅で洗うと模様が消える可能性があります。
2.浴衣が色落ちしないか確認
濃い色の浴衣や柄物の浴衣は色落ちする可能性があります。
洗濯をする前に確認しましょう。
まず、入らない白い布やタオルなどに水と洗剤を混ぜた物をつけて、裾など目立たない部分をこすります。
布に色が付いたら、色落ちす可能性は非常に高いです。
もしそのまま洗ってしまうと、浴衣の柄に白い物や色が薄いところに色が移ってしまうので、クリーニング店に相談しましょう。
浴衣の洗濯は手洗いと洗濯機どっちがいい?
手洗いも洗濯機も使用可能だった場合、どちらで洗うのがいいのでしょうか?
私は浴衣を洗うのは少し面倒だとは思いますが、手洗いをオススメします。
浴衣を手で押し洗うので、洗濯機よりダメージが少なくなり、型崩れや解れを防ぐことが出来ます。
またシワが付きにくいので、アイロンをそこまでかける必要がありません。
でも浴衣を何回も着る人にとって、毎回手洗いするのって面倒だなと感じる人もいると思います。
もちろん洗濯機で洗っても問題はありません。
その時は、色移り防止のために他の衣類と一緒に洗わず、必ず洗濯ネットに入れて手洗いモードで洗いましょう。
あくまで優しく洗うことが大切です。
浴衣の洗濯の頻度はどれくらい?
浴衣を着ると汗がつくだけでなく、ファンデーションや日焼け止めなども浴衣に付着することがあります。
また裾には泥汚れなどがついていることもあり、自分では気づかないところが意外と汚れていることが多いため、服と同様に、1度着たら洗濯をしてキレイにしてあげましょう。
また毎回洗うのが大変な方や、あまり汗をかかずに汚れていないようであれば、風通しの良いところに干し、2~3回に1度洗うだけで大丈夫です。
ですが、汚れが蓄積されて気づいたらシミになっていたということを防ぐ為に、着用後は毎回洗うことをオススメします。
まとめ
夏になるとお祭りや花火大会など何度も活躍する場がある浴衣。
中には自分では洗うことのできないものもあるので、洗う前には必ず洗濯表示を確認すること、色落ちや色移りをしないかどうか見ることが必要です。
着るごとに洗濯をして、キレイな浴衣を着ましょう!