夏になると浴衣を使う機会が増えます。
夏のお祭りや花火大会などで楽しんだ後、浴衣のお手入れはどうしていますか?
浴衣は自分が気づかないところで結構汚れています。
毎回クリーニングに頼むのが一番良いですが、使用頻度が高くなるとお金も手間も掛かって大変ですよね。
そこで今回は浴衣を手で洗う方法をご紹介します。
手洗いは1番ダメージが少なく、浴衣の型崩れや解れを防ぐことが出来ます。
しかも意外と簡単に洗うことが出来ますよ!
浴衣を手洗いする方法は?
手洗いができるかチェックしよう
まずは、手洗いが出来るかどうかをチェックしましょう
洗濯表示タグの確認
浴衣のタグに手洗いできるかどうかを書いています。
上記の表記があれば、手洗いが出来ます。
温度は40℃までになります。
色落ちの確認
浴衣が色落ちすると、ショックです。
洗う前には必ず確認しましょう。
まず、水に濡らした白いタオルや布を
裾など目立たない部分をこすります。
もし色が移ったら、色落ちする可能性があります。
どうしても色落ちして欲しくない場合は
クリーニングに出しましょう。
浴衣を手洗いする方法
1.襟にしつけをしましょう。
まず浴衣を手洗いするときに
下準備として、衿にしつけをしましょう。
粗くでいいので大きく縫っておきましょう。
しつけをしていないと、衿が洗濯中によれてしまうことがあります。
2.洗面器に水をいれる
浴衣が入るくらいの大きさの洗面器やボールに水を入れます。
このときお湯を使ってしまうと
浴衣が縮んでしまうので必ず水にしましょう。
また水が少なすぎると色移りしやすくなるのでたっぷり用意します。
3.洗剤とお酢を少しいれる
洗剤は中性洗剤にしましょう。
色が落ちにくいため、オススメです。
またお酢も少しだけ一緒に入れることにより
色落ちの危険性を押さえることが出来ます。
臭いは付かないので安心してください。
4.浴衣を畳みましょう。
浴衣を畳まずに入れてしまうと
シワの原因になります。
▼たたみ方の参考になります▼
5.押し洗いをする
浴衣を水につけてゆっくり押し、洗います。
畳んだ浴衣がほぐれないように、丁寧に何度か押します。
袖や襟、シミなど気になる部分は優しくもみ洗いをします。
決して強く擦ったりしないようにしましょう。
6.水を替えすすぎをしましょう。
洗面器の水を替えて、押し洗いをします。
これを2~3回繰り返しましょう。
7.浴衣から水を抜きましょう
浴衣から泡が出なくなったら、
洗面器から水を出して、押して水を切りましょう。
このときに、絞ったりしないようにしましょう。
8.脱水をする
浴衣を乾いたバスタオルに包み、
くるくる巻いて脱水をしましょう。
また、このときに洗濯機の脱水機能を使っても良いと思います。
畳んだままの浴衣を洗濯ネットに入れ、
洗濯機で30~50秒を目安に脱水します。
9.干しましょう
物干し竿に袖を通して干すか、
和装ハンガーに着物を干して乾かします。
浴衣を手洗いするとき柔軟剤は入れるべき?
浴衣を手洗いするときに柔軟剤を使用してもよいのかどうか。
気になっている人もいると思います。
柔軟剤は使っても良いと思います。
最近の物は汗の臭いを防止してくれたり、
しわを防いでくれるので、きれいに仕上がります。
衣を手洗いするときのりは使う?
のりづけをするかしないかは、好みによります。
手洗いの場合、シワが出来にくいためのりをしなくてもきれいになります。
ただ仕上げに糊づけをしておくと、
衿などのヨレを防げ、ピシっとした仕上がりになります。
のりと柔軟剤を混ぜて使うことにより
しなやかでハリのある仕上がりになるのでおすすめです。
5番の押し洗いをした後に一度すすぎをしてから
のりと柔軟剤を少しだけ入れて押し洗いをしましょう。
その後は6番から順番に行ってください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は浴衣の手洗いの仕方についてまとめてみました。
手洗いは少し面倒ですが、
浴衣が傷んだり、型崩れや解れを防ぐことができ、
長く着ることができます。
今年は手洗いで浴衣を洗ってすっきりキレイに着ましょう!