熱中症の対策と言えば、水分補給とよく聞きます。
確かに、水分補給が大切ですが、
どのタイミングでどれくらいの量を飲めば良いのかご存じですか?
意外と知っている人は少ないと思います。
適切なタイミングや量を知ることで、夏の暑い日も安全に行動することができます。
今回は、水分補給で必要なタイミングや量、おすすめの飲み物について解説します。
熱中症対策で水分補給のタイミングは?
熱中症を予防するには、喉が乾く前にこまめに水を飲むことが大切です。
たしかに喉が渇いてから水を飲むと美味しく感じますよね。
なぜ、喉が渇く前に飲むのかというと、
「喉が渇いたな~」と感じる頃には体内の水分がかなり減っていて脱水状態になっています。
また、そう思ってから水分補給を始めても、飲んだ物が体に吸収されるまでに時間がかかるので熱中症になる可能性があります。
なので熱中症にならないためにも、飲みたくなったら飲むのではなく、身体のことを考えて決まったタイミングに水分を摂取するのが大切です。
ただ、喉が渇く前といっても難しいですよね。
私は以下のタイミングに意識して水分補給をしています。
起きたとき
外に出る前
目的地に着いた時
運動の前後
トイレに行った後
お風呂の前後
就寝前
一度自分でも、どのタイミングに飲もうか考えてみましょう。
あらかじめ水分補給をする時間やタイミングを決めておくことで
普段から水分をあまり摂らない人でも、熱中症を防ぐことができます。
熱中症対策で水分補給の量は?
水分補給はタイミングも大切ですが、飲む量も気をつけなければいけません。
基本的に人間が1日に水分補給する量の目安は1.5リットル程度と言われていますが、
夏は特に暑く汗をかきやすいため、2リットル以上は飲んだ方がいいでしょう。
2リットルという量は意識して飲まないと1日では飲みきることはできません。
だからといって、一気にがぶ飲みしないようにしましょう。
大量に飲むことにより、胃に負担がかかり胃痛やだるさの原因になります。
私は一度に飲む量は200cc程度に抑えています。
だいたいコップ1杯分ですね!
外に行く際は、ペットボトルやマイボトルを持ち歩いています。
また家にいる際は、大きいペットボトルを用意してメモリを書いておくと、今どれくらい飲んでいるのかを確認できるので便利ですよ!
熱中症対策で水分補給の飲み物はなにがいい?
水分補給する際の飲み物は、水やお茶、スポーツドリンクが一般的です。
この中でもスポーツドリンクは、塩分、糖分、ミネラルなどが含まれているため、
熱中症対策で欠かせない、塩分の補給も同時にすることができます。
スポーツドリンクに入っている糖分の過剰摂取が気になるひとは、
お茶や水と合わせて水分補給されるのがオススメです。
また、最近では薬局やスーパーで”OS-1″という飲み物が販売しています。
OS-1は、電解質と糖質が入った経口補水液です。
軽度や中度の脱水症状になった際に少しずつ飲むことにより、悪化しないようにしてくれますよ。
また温度に関しては、常温でも良いですが、冷たい物を飲むことにより体の温度を下げてくれます。
熱中症対策で水分補給についてのまとめ
熱中症対策には、水分補給はとても大切です。
水分補給といっても、やみくもに水を飲めばいいわけではなく、
・一度に150cc~200cc
・一日に2リットル程度
・タイミングを決めて頻度に飲む
・スポーツドリンクだけではなく、お茶や水と合わせて飲む
上記の4つのポイントが大切です。
1日に必要な水分量を摂取できていない人が多いので、意識して水分補給をすることはとても大切です。
熱中症にならないように水分補給をして、この夏を乗り切りましょう!
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