お盆にご先祖様をお迎えやお見送りをするのに火を焚きますよね。
一戸建てなら問題ないですが、マンションなど共同住宅ではどうしたら良いのか悩みますよね。
マンション住まいでも迎え火や送り火はできるか詳しくご説明します。
お盆の迎え火や送り火はマンションでできる?
迎え火や送り火は文字の通り火を扱います。
なので集合住宅であるアパートやマンションでは、できない場合がほとんどです。
最近のほとんどのマンションやアパートには安全面から火災報知器がついています。
玄関ならいいだろうと思って勝手に迎え火を行ってしまうと、煙で火災報知器が反応してしまい、近所の方に火事や不審火、放火と間違われてしまい迷惑になってしまいます。
なので、安全面から迎え火や送り火を禁止しているという所が増えてきています。
また煙やおがらを焼く臭いなどが原因で苦情がでることがあります。
なので迎え火や送り火を行いたい場合は、まず住んでいる管理人さんや大家さんに一度確認しましょう。
迎え火や送り火の代用できるものは?
許可が得られなかったり近所の目が気になるけど、迎え火や送り火をしたい。
周りの人に迷惑にならない方法で迎え火や送り火をすることができます。
線香
ホウロクという土器のような器があるので、それをベランダなどに置いてその中で線香を燃やします。
器の変わりにボウル状の植木鉢や素焼きの水鉢でも代用ができます。
線香でもいいのか?と疑問に思いますが、大切なのはご先祖様をきちんとお迎えする気持ちです。
Aさん
どうしても迎え火をしてご先祖様をお迎えしたいそんなときに、友人から線香でも代用できるよと聞きました。
なので去年は窓で線香を焚きました。
行わないまま過ごしてモヤモヤするよりも、線香で代用してでも行って良かったとも思っています。
ロウソク
リビングや玄関などでできます。
おがらを燃やすわけではないので煙もあまり出ません。
ちなみに迎え火・送り火ローソクという商品もあります。
Bさん
実家では毎年お盆になるとおがらを焚いて迎え火や送り火をしていましたが、
マンションだと火を使うのが禁止されていました。
でもどうしてもしたいなと考えていたときネットで迎え火・送り火用のローソクを見つけました。
これなら部屋や玄関、ベランダでもできるなと思い購入しました。
そして一昨年からずっとローソクで迎え火と送り火をしています。
お盆提灯(おぼんぢょうちん)
お盆提灯とはこれです。
新盆には白いお盆提灯を、そうでないときは柄入りのお盆提灯を使います。
迎え火の場合は、提灯に火や電気をつけずに手で持ち、玄関で一礼し黙祷(もくとう)します。
送り火の場合は、飾っていた提灯を持ち、玄関で一礼し黙祷(もくとう)します。
Cさん
電池で明かりがつくお盆提灯があるので子供がいても安心です。
最近では子供用にコンパクトなミニ霊前灯を買って親子で玄関に行き一礼し黙祷しています。
これからもお盆にはお盆提灯で迎え火や送り火を行っていく予定です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
マンションやアパートの場合、玄関やベランダでおがらを燃やして迎え火や送り火をしている方もいるようですが、
少しの煙でも火災報知器は反応してしまい、近所の方に迷惑になってしまいます。
もしやりたいと思っている方は住んでいる家の管理人さんや大家さんに一度確認してみましょう。
また禁止となっている場合は、ロウソクや線香、お盆提灯でも代用できます。
大切なのは、ご先祖様に無事に帰ってきてほしいという気持ちです。