お盆になると、果物やお菓子などのお供え物を頂いたりします。
ですが頂いたお供え物をいつ下げるのかご存じでしょうか?
ずっとお供えしておくわけにもいきません。
今回はお供え物をいつ下げるのか、処分方法についてご説明していきます。
お盆のお供え物はいつ下げる?
お盆期間中ずっとお供えしていた物はお盆が終わる16日に下げるようにしましょう。
ご先祖様を送るために送り火をした後の夜がベストです。
お供え物を下ろすときには、仏様への感謝の心を忘れないようにしましょう。
またご先祖様が日付変わるまで家にいるしれないと思っている場合は、17日に下げても問題ありません。
地域や宗派によっては、むしろ17日が片付け日と決まっているところもあります。
私の親戚は毎年17日以降に下げるようにしていました。
事前に確認しておくと安心ですね!
またお供え物が果物や生ものなどの場合は、お盆中ずっと備えておくと暑いので傷んでしまいます。
なのでお盆中ずっとお供えせずに、お供えしたその日のうちにお下げしましょう。
ご先祖様も放置されて傷んだお供え物だと悲しんでしまいます。
お供え物の種類によって適切な対応とることが大切です。
お盆のお供え物の処分方法
お供え物なので、どう処分したら良いのか迷ってしまいますよね。
基本的にお供え物は食べ物ですから無駄にすることなく、そのまま食べたり調理したりしましょう。
ご先祖様と分け合って頂くことで供養になると言われており、食べることが最高の供養になるのです。
私の家も小さい頃からお盆のお供え物だけでなく、仏壇にあるお菓子や果物などのお供え物も食べていました。
またお供え物を沢山頂いて食べきれない場合もあると思います。
あまりにも沢山貰いすぎて、食べきれなくて傷ませるのはもったいないですよね。
そういうときは小分けになっている場合は、お参りに来られた方に配ったり、近所の方にお裾分けしましょう。
お盆のお下がりですが・・と一言添えて配れば問題ありません。
小分けになっていない果物などは冷蔵庫に保存しておき、お客さんが家に遊びに来たときに出したりするといいでしょう。
私の家では子供がお友達を連れてきた際に、おやつとして出したりしています。
お盆のお供え物を捨てるのはだめ?
どうしても傷んでしまったり、腐ったりすることもあると思います。
そういう場合はゴミとして捨ててもバチが当たらないか気になるところですよね。
昔であれば、処分方法として川に流したり土に埋めたりしていました。
ですが今は環境のこともあり、そういうことはできないですよね。
なので生ゴミとして捨てるしかありません。
ですがそのままゴミ袋に入れて捨てないようにしましょう。
和紙やキッチンペーパーなどの白い紙に包んで捨てるようにしましょう。
そしてゴミに出す際に、仏様からお供え物をいただいた感謝の気持ちを示すために「ありがとうございました。」と言ってからゴミとして処分しましょう。
私の祖母はバナナの皮やリンゴの種など果物の捨てる部分でも「ありがとうございました。」と感謝してからゴミとして扱っていました。
もし白い紙がどうしても無い場合は、白い封筒や新聞紙でもかまいませんが、必ず感謝の気持ちを込めてから捨てるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回のまとめ
・お供え物は16日の夜に下げましょう。
・処分方法は調理したりして食べましょう。
・食べきれない場合は近所の方にお裾分けしましょう。
・もし捨てる際は、白い紙に包んで感謝の気持ちを示しましょう
ずっと置いておくわけにもいかないお供え物、上記のことを参考にして処分しましょう。
できるだけおいしく頂くことが故人やご先祖さまの供養になりますよ。
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