お盆玉という言葉を聞いたことはありますか?
ここ最近聞くようになってきたのではないでしょうか。
初めて聞く方もいると思います。
では、いったいお盆玉とはどういう物なのでしょうか?
詳しくご説明します。
お盆玉とは?
お盆玉とは、お盆に子供たちにあげるお小遣いのことです。
お正月にはお年玉を渡しますよね。
その夏バージョンのようなものになります。
お盆は、お正月のように実家に帰省する人が多くなります。
その時に実家の祖父母が帰省した孫や、久しぶりに会う親戚の子へ渡したりします。
私の小さい頃はこのような風習はありませんでしたが、どこから発祥したのでしょうか?
お盆玉の発祥は?
そもそもお盆玉は江戸時代に山形県の一部地域で始まっていました。
当時はお金ではなく、衣類や下駄などを渡していました。
それがお小遣いとしてお金を渡すようになったの江戸時代初期の頃からです。
そして現在のお盆玉として続いているのです。
お盆玉はなぜ急に普及したの?
昔から日本の一部の地域であった風習でしたが、全国に定着していませんでした。
なのにここ最近お盆玉という名前が聞くようになったのには、理由があります。
2010年にマルアイさんがお盆玉という言葉を商標登録したのが発端だと言われています。
そしてお盆玉という言葉を流行らせたのは郵便局です。
全国にある郵便局が2014年にお盆玉のポチ袋を発売しました。
毎年6月1日にお盆玉を贈るための小さなのし袋「お盆玉袋」として郵便局にて発売することでお婆ちゃんやお爺ちゃん、若い人などにも知ってもらう機会が増えました。
そして、お盆になるとちまたでお盆玉という言葉をときどき聞くようになりました。
お盆玉あげる必要はある?
お盆玉ということで、お盆に親戚の子供や孫に会ったら渡さないといけないのか・・・
と不安になっている方もいるのではないでしょうか?
必ずしも子供にあげる必要はありません。
ソニー損保が1,000名に行ったアンケートによると、
お盆玉という言葉を知っている:37.1%
お盆玉を貰った事がある:15.0%
お盆玉を渡したことがある:8.5%少なくとも、今回の調査対象の年齢層(20代〜50代)には、あまり定着はしていない風習のようです。
このように、”お盆玉”という言葉を知っている人も少ないですし、貰ったことがある方や渡したことがある方も極わずかです。
今年のお盆の帰省で、お盆玉を用意(持参)するか:8.3%
またお盆玉という言葉を知っていても、今年用意する人も少ないです。
ですので家庭や地域の風習で渡さなければいけない場合や当たり前の場合以外は、無理にお盆玉を渡す必要はありません。
私は1度もあげたことも、貰ったこともありません。
正月のお年玉のみで良いと思っています。
ではあげる人はなぜお盆玉を渡しているのでしょうか?
聞いてみました。
Aさん
Bさん
このような意見がありました。
また、夏のお盆の時期しか会えない場合にお年玉の変わりにあげる方が多いようです。
もともとお盆の小遣いをあげている方からすれば良いイベントなのかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
なにかとお金がかかる夏のお盆の帰省。
無理にお盆玉を渡す必要はありません。
もしお小遣いを渡そうと考えている場合は、お盆玉袋を利用してみると良いかもしれません。